【干支の時計】うさぎ年

弊社では毎年、その年の干支の図柄を基に、3Dプリンターで時計を作っています。

今年は うさぎ年。

ということで、今年もまた 『うさぎの時計』 を作ってみました。

こちらが今年の ”朝日を背に、元気に飛び跳ねる うさぎ” です。

「う~~~ん・・・・」

うさぎと言えばウサギなんですが、なんだか千と千尋に出てくる『真っ黒くろすけ』のようにも見えたり・・・

製作したのは社員ですが、イメージと構図を提案したのは私です。

CAD画面の中では、立派に跳躍するウサギにみえたのですがねえ~

しかも「機械式の時計が分かるよう、朝日を穴を空けて」と注文したので、余計に分かりにくくなりました。


でも遠目に見ると、目と目の間隔の開いた顔は、ちょっと愛くるしいかもしれません。

この『真っ黒うさぎちゃん』と共に、本年も宜しくお願い致します。

3Dプリンターによる製作

このウサギも、機械式時計本体も、弊社の3Dプリンターで製作しています。

以前は時計も新たに作った時もありましたが、ここ数年は表面の文字盤だけを作り替えています。

詳しい製作の手順は別途記載していきますが、ここでは簡単に画像でご紹介します

1.CADでのモデリング

まずは3D-CADの 『Solidworks』 でモデリングを行います。
時短の折、機械式時計は以前の物をそのまま流用して、朝日とウサギの3Dデータを作ります。

2.スライスデータの作成

次に3Dプリンターで印刷を行います。

今回印刷で使うのは、『Zortrax200』の方を使います。

専用のソフトで3Dプリントするためのスライスデータを作ります。

3.プリント

スライスデータをセットしたら、ウサギと朝日をそれぞれ印刷します。

ウサギの印刷は3時間、朝日の印刷には6時間と、結構かかります。

印刷した物には『サポート』といって、印刷台とのつなぎの部分が発生します。
このサポートを除去すると、印刷物の出来上がります。

これを時計に組み込んで、『真っ黒うさぎちゃん』の出来上がりです。

これまでの干支くんたちです

折角なので、暦年の干支くんたちをご紹介します。
順番に、昨年の『文字とら』くん
次に、一昨年の『めかウシ』くん
その次は、一昨々年の『メカちゅー』くんです。

こうやって見ると、何も進歩してないようです・・・

来年は時計、辞めようかな。。。

※Solidowrks を活用して設計した事例を、分野別にたくさん掲載しています。
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