感染症対策グッズ その1 フェイスガード

いつまでも終息しないコロナ感染症。
最近の爆発的な増加ペースには
怖いもの感じます。


ワクチンを打てば何とかなると
思っていた時期もありましたが、
それだけではコロナウィルスには
勝てないようです。

やはり手洗い、うがいと
ソーシャルディスタンスの確保など、
基本的なことを確実に行うのが
大切と思います。



さて弊社でも2020年初めの
コロナウィルスのパンデミックの頃、
技術会社として何か出来ないかと思い
いくつかの感染症対策グッズを作りました。

今はそれらの物資も市場に豊富に
出回り、弊社の提案品は役目を
終えましたが、備忘録として
記載しておきます。

まずはフェイスガード
(フェイスシールド)

写真に写っているのが、弊社で作った
フェイスガードです。


弊社ではこのフェイスガードを
3Dプリンタを活用して、130個ほど
製作しました。


数は決して多くは有りませんが、
これらを愛知県庁に50個、
名古屋市大病院へ50個、
弊社近隣の数件の病院へ30個
ほどを寄付をさせて頂きました。




きっかけは、海外のボランティアの
ニュースです。

海外では個人が3Dプリンタを
活用して、人工呼吸器の部品を
作るなど、素早いコロナ対応の
ニュースが広がっていました。

これらな弊社でも出来ると思い、
最初に取り組んだのがこの
ファイスガードです。




着手したのは、3月の中旬でした。
3次元データを作ったり、材料を探したり
して、3月後半には1台の3Dプリンタで
製作を始めました。

初回の品を少し手直しして、
4月の初めには、10個ほどを
製作していました。


同じ4月の中ごろには、自動車
メーカーなど、大手製造業メーカーが
フェイスガードの製作を
新聞で発表しました。

ただ金型を作って量産する関係上、
6月中の提供とのことでした。


その後弊社は、複数の3Dプリンタを
昼夜で動かし、4月中に100個の
ファイスガードを製作、医療機関に
寄付をさせて頂きました。
(近隣の医療機関へは5月に提供)


提供数は多くはありませんが、
3Dプリンタの利点を生かし、
いち早く提供することができました。

製作のための手順は以下です。


材料は、ダイソーなど100均で
購入した厚み0.2mmのプラ板と
10mm幅の織ゴム、そして3Dプリンタで
製作する頭当ての3点です。

3Dプリンタで製作する頭当てですが、
まず初めに3次元CADのSolidworksで
モデリングを行います。

頭当ての部分は自分の額の大きさに
合わせます。

そして初回品のフィートバックから、
シールドとなるプラ板を、少し顔から
離した位置にしました。


また結構大事なのが、曇り止め用の
空気抜きの穴です。
これも初回品からのフィートバックです。


モデリングしたデータを3Dプリンタで
印刷します。


初めは写真上側の Zortrax m200 だけで
印刷していたのですが、時間がかかる
ため写真下側のダビンチ1.0 proとの
2台体制で製作をしました。

印刷時間は1つあたり約4時間。
結構時間がかかります。

当初は仕事中の日中だけの
プリントでしたが、直ぐに
昼夜を通してのプリントを
行いました。


4月中旬に50個を、そのあと追加で50個、
そして5月に入ってから30個と、
合計130個を製作しました。

3Dプリンタの利点を生かし
素早い提供を行いましたが、
多くの数を作ることは
出来ませんでした。


理由はプリントに時間がかかることです。

2台の3Dプリンタを昼夜動かして
1か月強かかり、130個作るのが
一杯でした。


これら3Dプリンタの利点と欠点を
使い分けながら、今後も活用の幅を
広げたいと思います。