【円筒カムで小型化】 携帯電話のレンズ駆動ユニット

カメラのレンズを機械的に移動して
ズームを行うレンズモジュールです。

家電メーカー様の依頼で、光学的な
仕様と領域サイズを指定頂き、
初期のアイデア出しから機構設計を行いました。

超小型のモーターで螺旋のカムギヤを
回転することで、2群3枚のレンズを
移動しています。

これにより機構のスペースを大幅に
削減しています。

歯車設計、カムギヤ、超小型モーターなど、装置の小型化、省力化はお任せください

導入に至った背景
携帯電話にズームレンズがまだ普及していない時代の開発品となります。
携帯電話にはスペースが少なく、特に厚みの薄さが求められました。
一方、カメラ機能への要望は強く、ズーム機能は大きなアピールになります。
レンズのズームを行うには、最低2群3枚のレンズの焦点距離を変える必要があり、
小型で薄いズームレンズ機構が求められました。


解決策
レンズの移動を円筒のカムギヤを使うことで、任意のタイミングで3枚のレンズの
焦点距離を変えています。
これにより厚みはレンズ3枚+α で抑えることができました。
またモーター1つで2群のレンズを駆動することができ、少部品、少スペースとなっています。

効果
目標サイズのズームレンズモジュールを実現しました。


弊社で対応した業務
アイデア検討、3Dモデリング(Solidworks)、機構設計、円筒カム設計、歯車設計、試作(樹脂)