【イヤリング、ネックレスをアピール】 人型ロボット
宝石店向けの人型ロボットです。
ネックレスやイヤリングを装着し、付近に人が近づくと、顔や胸を静かにそちらへ向けて宝飾品をアピールします。
デザイン会社様からの依頼で、弊社では高い意匠性が必要な、外装の3Dモデリングと筐体設計、及び試作を担当し、金型データ
までを作成しました。
デザイン図を基に、弊社では曲面に強い3次元CADの Rhinocerosを使ってモデリングを行いました。
意匠性を損なわないよう、ネジや配線が
見えない構成としながらも、メンテナンス性を損なわない筐体としています。
◆導入に至った背景
宝飾品の販売には、さりげなくも、 目を引く美しく訴求する必要がありました。
そこで、トルソー(上半身のマネキン)を可動にすることで、”はっ”とする美しさを与えたいとの要望でした。
◆解決策
流麗な形状のモデリングと意匠性を損なわないメンテナンス性の両立が求められました。
そのため全体から各パーツを決める型割りは、デザイナーと何度もすり合わせを行い決定しました。
部品面の合わせに段差が付かないよう、お互いの部材をはめ込むことで同一面としています。
またネジが見えないよう、ネジ部は下面からのアクセスに限定し、それ以外の取付は板バネによる保持や嵌め込みなどを使っています。
◆効果
流麗な曲面を生かしたモデリングと、部品のつなぎ目が出ない構成は好評でした。
◆弊社で対応した業務
意匠デザイン、3Dモデリング(Rihinoceros)、筐体設計、試作(樹脂切削、注型)