【スタジアムの歓声の中でも大丈夫】  骨伝導インカム

骨伝導タイプのインカムです。


自動車関係の部品メーカー様の依頼で、
デザインと構想、詳細設計及び
試作を担当しました。

その他、骨伝導モジュールの押付け圧を
測る治具や、配線の屈曲試験を行う治具
も製作し、データ取りを行いました。


◆導入に至った背景
建築現場や工場など騒音の大きな場所では、通常のインカム(ヘッドセット)では
情報が伝わらない場合があり、場合によっては安全上大きな問題になります。
また昨今はスタジアムでも、判定の確認など審判同士の会話機会が増えており、
騒音の中でも聞こえる機器の需要が上がっています。


◆解決策
聞き取り具合を良くするため、骨伝導モジュールの当て方、押付け力の違いなど、
数回の試験を繰り返した後に、実設計に着手、フレーム全体を決定しました。

また携帯性も考慮して、中央で折りたためる構成とし配線の屈曲試験も
行いました。


◆効果
試作品レベルでは一通りの効果が確認できました。
国の助成金を利用した案件のため、次回以降については未定となっています。


◆弊社が対応した業務
意匠デザイン、3Dモデリング(Rihinoceros、Solidworks)、聞き取り確認用試験治具、機構設計、詳細設計、
試作(樹脂、塗装)