【Solidworks】簡単に穴埋 <面削除＞

＜面削除＞というコマンドがあります。

サーフェスのモデリングでは当たり前に利用しますが、ソリッドでも有効なのは知っていますか？

今回はソリッドのモデリングで利用することで、簡単に穴埋めやボスのカットができる方法です。

スケッチが必要ないので効率的

ソリッドボディの穴を埋める時、一般的には＜押し出し＞を使います。
逆にボスなどの飛び出した部分を削除する時は、＜押し出しカット＞を使います。

実はどちらも＜面削除＞で代用が出来ます。

そしてこの＜面削除＞の良いところは、スケッチが要らないことです。

「スケッチを選んで、面を指定して、形状のエンティティを取って・・・・」と言った一連のスケッチ手順が省略できるため、モデリング時間の短縮になります。

それでは具体的に使ってみましょう。
下図の中央に空いた穴を埋めてみます。

＜挿入＞から＜面＞を選び＜面削除＞をクリック。

中央の穴を選んで完了を押すと・・・穴埋め完了です。

次に穴だあけではなく、外形も変えられます。
下図の四角の切り欠き部を埋めて、正方形にするとします。

切欠きの２面を選択して完了をクリックすると・・・切欠きが無くなり正方形になりました。

次はボスを削除してみましょう。
通常は＜押し出しカット＞で行いますが、面削除でも同様に使えます。

削除したいボスを選択して、＜面削除＞を行うと・・・ボスが無くなりました。

ここではボスに空いた穴を残しました。
穴も不要な場合は穴も選択すると、穴埋めも同時に出来ます。

＜押し出しカット＞と＜押し出し＞の2つを、一度で済ませられます。

この＜面削除＞を積極的に使うことで、モデリングの効率を上げることが出来ます。

※Solidowrks　を活用して設計した事例を、分野別にたくさん掲載しています。
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