こんなコンセントはいかがでしょう?【待機電力カット】 省エネコンセント」

「待機電力」という言葉を、
一度は耳にしたことがあると思います。


家電製品やガス機器などは、
使用していなくてもわずかに
電力を消費しています。

この微小な電力のことを
「待機電力」と言います。


一つ一つは微小な電力ですが、
積み重なるとそれなりに
電気代がかさみます。

電気料金の値上がりが心配される昨今は、
少しでも節電、省エネを心掛けたいものです。


待機電力を減らす方法として、
スイッチ付きのテーブルタップを
別途購入する方法があります。
でももう少しすっきり出来ないか
といつも思います。




そこで弊社では、コンセント自体が
スイッチになる「節電コンセント」
作ってみました。

こちらが『節電コンセント』

プラグを押し込むことで、
コンセント自体が奥側へ入り込み、通電スイッチがONする
仕組みです。

手を離せばコンセントは
自動で戻ります。

そしてもう一度プラグを
押し込めば、こんどは
スイッチがOFFします。

通電しているかどうかは、
小型のLEDの点灯で見える
仕組みです。

プラグを押し込むだけで、
スイッチのONとOFFが
行えるコンセントです。

こちらも備忘録として、製作の
プロセスを残しておきます。

まず初めに、3次元CADのSolidworks
を使い設計を進めます。

コンセントの全体サイズは、壁の中に
埋め込まれるスイッチボックスの
サイズを参考にします。


奥へ押込まれるコンセントの
スライド機構、戻しバネ、
そして通電スイッチなどを
ボックスに収めます。

通常のコンセントは2個口ですが、
今回は1個口で作ります。

設計が終わると、3Dプリンタで
テスト用のモデルを作ってみます。

今回はプラグを人間が押し込むので、
感覚的な検証を行います。

そのため戻しバネを3種類、押し込み
ストロークを5mmピッチで変えたものを
3種類準備し、最適な組み合わせを
選びました。

その他、押込まれたコンセントの
スライドの動きが渋くなるため、
ガイド方法を変更しました。


これらの問題を設計データに反映し、
プレゼン用の試作品を作ります。

樹脂の切削で形を作り、塗装で仕上げて
完成です。


※Solidowrks を活用して設計した事例を、分野別にたくさん掲載しています。
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