こんなコンセントは如何でしょう?「トラッキング防止コンセント」 (特許出願中)

 皆さんは「トラッキング現象」はご存知でしょうか。
コンセントと電源プラグの隙間に溜まった埃が、空気中の湿気を吸収して次第に電気を通しやすい状態になり、最後はショートし発火する現象のことを言います。
TVや冷蔵庫、電子レンジなど、長年差しっぱなしのコンセントには、このトラッキング現象が起きやすくなります。
掃除をしたいのはやまやまですが、TVや冷蔵庫を移動して、その奥のコンセントの掃除となると簡単にはできませんね。

そこで、トラッキングを防止するコンセントを作ってみました。

写真がその「トラッキング防止コンセント」です。
蓋付きのコンセントで、青い蓋がスライドすることで、コンセントの差し込み口をカバーします。 そして差込口を上向きにすることで、埃のかぶりを防ぎます。 またプラグの差し込み口を壁面の中に収納することで、邪魔になるプラグの飛び出しが無く、すっきりとした壁面となります。

備忘録としてこのトラッキングコンセントの製作のプロセスを記載しておきます。

まず3次元CAD(solidworks)で、3Dデータを作成します。 
(下図 左) 一般的な壁面のスイッチボックスサイズを調べて、そのサイズに収まるようプラグの角度や位置などレイアアウトを決めます。
次に蓋のスライドや係止の機構を盛り込み検討を終えます。

3Dデータが出来たら、社内の3Dプリンタで簡易的なモックを作り、プラグの操作性などの確認を行います。(下写真 中、右)

検証の結果、プラグをもう少し抜き差しし易くするため、プラグ位置の調整を行いました。 またスライドする蓋の係止部の見直しも行いました。

検討が完了したら、社外の協力先で試作を行います。
今回は1台だけのため、ABSの切削で形を作り、塗装をして外観を整えて完成です